体調が悪くても仕事の都合などですぐに病院を受診するのが難しいときに役立つのが、市販薬の存在です。一言で市販薬といっても、副作用や使用難易度などを考慮して、いくつかの種類に分けられています。購入する人に対して情報を提供する必要性の程度により、いくつかに分類されています。たとえば、第一医薬品と第二医薬品の違いを知っておくことで、スムーズかつ安心して市販薬が購入できます。まず、第一医薬品というのは、薬剤師さんが症状と服用している薬を確認した上で販売してくれる市販薬のことです。
処方せんなしで購入することのできる薬品をOTC医薬品と呼びます。これは、リスクの程度に応じて要指導医薬品・第一医薬品・第2医薬品・第3医薬品の4つに分類されています。なかでも要指導医薬品と第1医薬品は、安全性上とくに注意が必要な成分を含むため、薬剤師からの情報提供を受けてから販売されることが義務づけられています。取り扱われている店舗には一類のマークがついています。そして、ついている店舗であっても薬剤師が不在の場合は販売してもらえません。